東芝の不祥事に見る企業文化の大切さ

世間を騒がせた東芝の不適切会計については、みなさまも記憶に新しいところと思います。


経営陣が「見かけ上の当期利益のかさ上げ」を狙い、現場に対して「チャレンジ」と称する過大な収益目標と損益改善要求を課したことで、現場担当者らが利益操作など不適切な会計処理をせざるを得ない状況に追い込まれたとされています。


第三者委員会の調査により明らかになったのは、不適切会計の詳細だけではありませんでした。

その企業文化に問題の根があるとされたのです。


具体的には、

・社内に「将来の成長事業より目先の利益」という風潮が広がっていた。

・上意下達が厳しく、上司の意向に逆らうことができない企業文化が長年にわたって醸成されていた。

・会計処理のルールよりも、上司の承認を得られなければ実効できないという社内ルールが優先された。

といったことが挙げられています。


企業は営利団体です。

利益を追求するのは当然至極ではあります。

しかしながら、東芝は、将来の成長よりも目先の利益を追求するあまり、結果的に不正に手を染めることもいとわない企業文化となってしまいました。

いかに株主への見栄えをよくするかに終始し、目先の利益至上主義に走ったことが、今回の悲劇を生んだのです。


経営者は企業の在り方を社員に語る存在です。

言うなれば、経営者自身の在り方が企業の在り方にも顕れ、それがじわりじわりと社員に浸透し、企業文化は醸成されていくのです。


どんなに巨大な企業であっても、トップと現場を切り離すことはできません。

経営者自身の在り方が、企業文化に大きく影響を及ぼし、それが良くも悪くも業績に結びつくのです。

経営者はこのことをよくよく肝に銘じておかなければなりません。

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