なぜ労使トラブルは依然多いままなのか?

労働相談件数や個別労働紛争相談件数をご紹介します。

ここ2年ほど逓減傾向にあるとはいえ、依然高水準で推移しています。

 http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10401000-Daijinkanbouchihouka-Chihouka/Daijinkanbouchihouka-Chihouka270612.pdf  


この10年あまり、企業はただ手をこまねいたわけではなく、リスク対応型の就業規則を作成するなど対策は講じてきました。

では、なぜ、それもむなしく労使トラブルは多いままなのでしょうか?


・依然非正規労働者が多く、不安定な立場から抜け出せない。

・労働者がインターネット等で情報を得やすくなり、権利意識が高まった。

・満足のいく水準の賃金が得られてない。

などということも要因として挙げられますが、それ以上に労使間のコミュニケーション不全によるものが大きい、と私は考えています。


具体的には、

・会社の方向性や展望(ビジョン)を従業員と共有していない

・リスク回避に重きを置くあまり、ノーマルな(問題行動を起こさない)従業員が置き去りに

・会社が従業員を十分に承認していない

ということが挙げられます。


従業員の権利の主張は、不確実性への保険です。

会社の方向性や長期的なビジョンがわからないので、ずっと居られる会社なのか不安を覚え、近視眼的になるのです。


こうしたコミュニケーション不全の改善のためにも、企業文化づくりを進めましょう。

理念が浸透することで、従業員との意志の疎通が円滑に進むようになりますよ。


  対応エリア

中央区他、東京23区

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