察し合うという風潮

日本では、他者の思いを汲むことが美徳とされています。

いわゆる「察する」もその一つです。

 

・行間を読む

・空気を読む

・あうんの呼吸

日本古来の素晴らしい文化です。

 

しかし、会社においてはどうでしょうか?

私はマイナスに働くことが多いと感じています。

 

「お互いに察しよう」という空気が会社に蔓延するとどうなるでしょうか?

他者を慮るというプラスの面が強く出れば理想的ですが、

そうは問屋がおろさないのが世の常です。

 

「なんとなく言いづらいから言わずにおこう。でもきっと察してもらえるよね?」

 (↑自己の勇気のなさを他者に転嫁するという甘え。)

「なんか今日○○さん機嫌が悪そうだな。本当は△△の報告をしたいけど、触らぬ神に祟りなし」

 (↑心情を察したつもりという妄想の影響を受け、必要な報告を怠る。)

ということにもなりかねません。

 

自発的に他者の思いを汲むのは素晴らしいことですが、

それを他者にも期待するのは甘えです。

よしんば察して貰えたとしても、

自分が望んだことを察してくれている可能性は限りなくゼロに近いと思ってください。

また、他者の思いを汲んだ気になることも危険です。

本心は本人のみぞ知るです。

 

どんなに親しい人間でも、言葉なくして分かり合えることはありません。

ましてや、仕事をする目的のもとに集まった会社という組織では尚更です。

 

企業文化は理念や方向性の共有によって徐々に浸透していきますが、

それはテレパシーで出来るものではありません。

言葉で明確に伝えて共有する。

という言語化が欠かせないのです。

 

人間は言語という道具を持つ唯一の生き物です。

察し合うよりも伝え合いましょう。

 

☆本日のきれいごと

「企業文化はテレパシーにあらず。常に言語化を心がけよ。」

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