結果を褒めるよりもプロセスを認めよ

某ジムのCMで一躍有名になった「結果にコミット」というフレーズ。

事業をするうえで、結果の追求は外せませんね。

事業を永く存続させるには、安定した業績を上げ続けることが必要なのは言うまでもありません。

 

結果を常に念頭に置いていると、いきおい結果に着目しがちになります。

しかし、結果を出すことと、結果のみに着目することは、イコールではありません。

 

これは部下の育成にもあてはまります。

有能な部下に対し、ついついその結果や能力を褒めていませんか?

えっ、褒めるのはいいことでしょ?

という反論が聞こえてきそうです。

 

ちょっとお待ちください。

確かに褒めないよりは良いですが、

プロセスを承認したうえで褒めることの方が、もっと大切です。

 

ハーバード大で行われた、こんな興味深い実験があります。

数百人の生徒を2グループに分け、知能テストを行いました。

Aは「結果と能力を褒める」グループ。

Bは「プロセスを褒める」グループ。

当初の成績は両グループともほぼ同じでしたが、褒め方によって差が表れ始めたのです。

そして、両グループに一段階上のレベルの問題を打診したとき、

Aは現状維持を望み、

Bはチャレンジを望みました。

 

Bがプロセスと姿勢に自信が芽生えたことで更なる高みを目指そうとしたのに対し、

Aは万が一失敗した場合に評価が下がることを怖れたのでしょう。

伸びて欲しくて結果や能力を褒めたつもりが、皮肉な結果につながったのです。

 

これは会社での部下育成でも同じです。

結果や能力ばかりを褒められると、

「結果が出せなくなったら居づらくなるのではないか?」

という恐れを抱かせることにつながります。

 

それに、能力が高いからといって、易々と結果が出せるわけではありません。

往々にして、その陰には地道にコツコツ積み重ねた努力があるものです。

 

部下の存在そのものや、行動そのものに目を向けましょう。

愛情を持って見守るうちに、次第に些細な変化にも気が付くようになります。

 

小さなことも見逃さず承認することで、

社員は「必要とされているんだ。ここは自分の居場所なんだ。」

という安心感を覚えます。

そして、その安心感から帰属意識と愛着が芽生え、

この居場所を更に心地よくするために、ますます貢献しようと考え始めるのです。

 

☆本日のきれいごと

「結果にコミットと結果に着目は別物。結果を求めるなら、まずはプロセスに着目すべし。」

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