義理と人情は別物です

経営者とお話ししていると、

義理人情という言葉が大好きな方がそれなりにいます。

おそらくハートフルな印象を受けるからでしょう。

 

義理人情。

日頃一緒くたに使われることが多いですよね。

しかし、義理も人情もゴチャ混ぜにして経営に臨むと危険ですのでご用心。

なぜなら、義理と人情は正反対とも言えるからです。

 

ちなみに、「義理」は、大辞林第三版で以下のように定義されています。

「1.物事の正しい道筋。人間のふみおこなうべき正しい道。道理。

2.対人関係や社会関係の中で,守るべき道理として意識されたもの。道義。

3.他人との交際上やむを得ずしなければならないこと。 以下略」

 

対して「人情は」、同じく大辞林第三版で以下のように定義されています。

「人間が本来もっている人間らしい感情。特に,人に対する思いやりやいつくしみの心。」

 

意外でしたか?

 

義理は、社会の規範や義務感から選択されることが多いです。

対する人情は、内から湧き出る素直な気持ちです。

 

経営を義理をベースに行ったらどうなるでしょう?

「え~、そんなことはしないよ!」

と思われる方も多いでしょう。

しかし、現実には、社員よりも顧客や取引先を大切にする経営者は数多います。

 

会社が危機に瀕していて、体面を気にしている場合でないにもかかわらず、

なお、義理を重んじようとしてしまうことがあります。

結果、大切にしているつもりの社員を、

無意識のうちにないがしろにしていることがあるのです。

 

人情を重んじることは、

人間らしい素直な感情であり、思いやりやいつくしみの心を持つことです。

どうしても守りたい社員がいるなら、体面よりも優先させましょう。

人情がベースにあれば、人の道を外すことはありませんので、ご安心ください。

 

さて、これからは体面よりも本音の経営が主流になる。

と私は考えています。

本音の経営とは、見栄や衒いを削ぎ落とした正直な生き様をベースに経営することです。

きれいごと経営は、まさに本音の経営です。

 

本音の経営。

最初は勇気がいることと思います。

「正直な生き様で経営・・・。寝言?戦略や戦術はどこ行った?」

と思われるかもしれません。

 

しかし、以前もお話ししましたが、正直な生き様はOSです。

対する戦略や戦術はアプリケーションソフトです。

OSがなければ、アプリケーションソフトは使えないのです。

ここはひとつ、義理はかなぐり捨て、あなたの人情で経営判断をしていきませんか?

 

☆本日のきれいごと

「義理と人情は水と油、混ぜるな危険。義理より人情で本音の経営に取り組もう。」

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