更正の支援にロマンを求めることなかれ

みなさんは、法務省の協力雇用主制度というものをご存知ですか?

これは、刑務所や少年院から出所してきた人を雇用し、

事業主として社会復帰と更正のサポートをする制度です。

http://www.moj.go.jp/content/001146723.pdf

 

更正の支援、となると、究極の「きれいごと」な印象がありますよね。

しかし、実態はドラマのようにはいかず、泥臭いことこの上ないです。

 

弊所とお付き合いのある経営者にも協力雇用主をされている方がいます。

その方は純粋に更正を願って取り組まれているのですが、

中には「人手不足だから・・・」

と安易に考えている経営者がいることも事実です。

人手不足解消目的や、功名心を満たすためであれば大やけどします。

絶対におやめ下さい。

しかし、本当に一人の仲間として迎え入れ、共に成長するつもりがあるのであれば、

熟考されたうえでチャレンジしていただきたいです。

 

統計等ではなく、私の経験からですが、

出所して来られた方は、人の裏表のない好意に戸惑う傾向が強いと感じます。

辛く厳しい生育環境にあった人の割合が多いことも影響しているのでしょう。

 

しかし、コミュニケーションが取りづらいからといって特別扱いはご法度です。

経営者が滅私奉公よろしく、

自分のプライベートを削ってまでも付きっ切りになるのは論外です。

過剰に気を使ったり阿ったりせず、

さりとて恩着せがましくもしない。

他の従業員と同じように接するのがベストです。

 

そして、雇入れた時に必ずして欲しいことがあります。

それは、経営者の正直な生き様をしつこいくらいに伝えることです。

会社の文化を共に醸成する仲間となるわけですから、

特別なことをするよりも、会社の方針を浸透させることが第一です。

 

特別扱いは無用、心の垣根を取り除くことが何よりのサポートになります。

時間はかかりますが、自然に接することで徐々に信頼感を育てていきましょう。

 

☆本日のきれいごと

「更生の支援を美談にすることなかれ。普通のコミュニケーションを淡々とすべし。」

  対応エリア

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